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「はてな」が京都に帰ってくる  

少し前になりますが、ネットで気になるニュースをみつけました。それはこの記事のタイトルでもある「はてな」が京都に帰ってくる、というものです。

「はてな」は「人力検索はてな」やはてなダイアリーなどのサービスを提供しているネットサービスの会社で、利用されている方もいらっしゃると思います。

ネットの世界でよく名前を聞く会社ですし、新しい発想で新しいサービスを開発されるとてもおもしろい会社だと思います。一時期「はてなのサーバーは風車で動いています」という告知がトップページに出ていたときも、良いプレゼンテーションだなと思っておりました。(サーバーコンピュータの使用電力はバカにできないほど大きいのですが、それを風力発電で使われた電力だけで動かしている、というアピールをしていたのです。)

この記事を書くにあたり調べましたが、社員数は19人ということです。よく名前を聞く会社なのに意外なほど人数が少なくびっくりしました。クリエイティブな会社が巨大である必要は無いと思いますし、弊社としては見習うべき組織なのかもしれません。

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B3%F4%BC%B0%B2%F1%BC%D2%A4%CF%A4%C6%A4%CA

その「はてな」は京都で創業されたそうですが、その後東京に移り、またアメリカで現地法人を作るという動きを進めていて一段落したところとのこと。そんな中で開発資源を分散させるのが会社の規模として適していないと考えた代表の近藤氏が、東京・京都・シリコンバレーで考えたところ、将来的な発展を見越し「京都」を選択し京都への本社移転を決めた、という記事でした。

記事中で「いずれは京都が日本のシリコンバレーのような場所となり、インターネット産業の流れを変えることができれば」(近藤氏)と語られており、京都をベースに活動するわれわれにとっても非常に心強いことばであります。創業の地に回帰するということですが、一旦、東京やシリコンバレーに拠点を設けた会社がまた一地方都市である京都に帰るというのは、かなり勇気がいることだと思います。そのことを純粋に嬉しく思います。

会社の立地は「会社のビジョンや哲学」を示す上で、これまで以上に重要になってくると思います。

東京でやるのがビジネスチャンスが大きいというのが当たり前だった世の中に、ネット技術の進歩により距離を越えて仕事ができるようになってきました。だからこそ、自分のこだわりのある町、自分の好きな町で仕事をし続けることができるようになってくる。ネット業界の前方を走る「はてな」、距離を超えやすい業界だからこそ、京都に帰ってくるという選択がしやすかったのかもしれません。それにしても英断だなと思います。

といっても、京都には伝統ある地場産業もたくさんあり、製造業の会社もたくさんあります。IT関係の会社も多く、アイデアを売りに新しいトライをしている会社もたくさんあります。

京都を本社にしている会社には、京セラ、任天堂、ワコール、オムロン、島津製作所、村田製作所、村田機械、ローム、ニチコン、などなどいわゆる大きくて有名な会社がたくさんあり、名前が有名でなくても、小さくて限定した分野で光る会社もたくさんあります。

ここで挙げている先輩企業は本当にすごい会社で、わたしたちは足元にも及びませんが、京都がこういうすばらしい会社を生む土壌なのであれば嬉しいですし、わたしたちもキラリと光る魅力を世の中に放っていけるようにがんばっていきたいと思っています。

河原 司

下記に元になった記事を引用させて頂きます(CNETより)

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http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20367243,00.htm

はてなと近藤氏、京都に帰る–Hatena Inc.は存続
鳴海淳義(編集部)

2008/02/14 15:17 

 はてなは2月14日、2008年4月に本社を京都に移転することを発表した。主な事業であるインターネットサービス開発のための人員を結集し、京都本社をものづくりの拠点とする計画だ。

 また、Hatena Inc.立ち上げのために米国にて活動を行ってきた代表取締役 近藤淳也氏も活動拠点を京都に移し、サービス開発に集中する予定だという。今後もHatena Inc.は存続し、海外進出の足がかりとする。東京オフィスも営業拠点として残される。

 近藤氏は次のようにコメントしている。「今回、Hatena Inc.が米国にて一つの法人としての体制が整い、今後の足がかりとなる準備ができたことや、現在の規模の会社で複数の拠点で開発を進めることの難しさなども分かり、今後の開発拠点をどこに置いて事業の発展を目指すかの検討を行ってきた。京都、東京、シリコンバレーの各候補の中から、今後のはてなの長期的な成長を考えた上で、ものづくりに集中するためには創業の地である京都が最適であると考えた」。

 京都の開発拠点では、学生を始めとした若い人材や他の企業からの人材などを受け入れ、新規サービス開発、および既存サービスの充実を図っていく方針だ。「いずれは京都が日本のシリコンバレーのような場所となり、インターネット産業の流れを変えることができれば」(近藤氏)

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