ホヅプロとは三重県伊賀市島ヶ原にある
現在休業中の製材所を舞台に、
木材を使った様々なプログラムを通じて、
気軽に楽しみながら林業や環境問題への理解を
高めることを目的としたプロジェクトです。
このプログラム参加者の宿泊施設となる
「ねどこ」の設計をしました。
春〜秋にかけてのプログラム期間であることと
穂積製材所の大屋根の下、屋内のねどこであることから
開放感と可変性の高いねどこを提案しました。
木造面ラーメンフレームを連ねることで、
短辺方向の全面開口を可能にしました。
この開口によって、寝どこ利用者が就寝以外の時間を
内と外の緩やかにつながった空間で過ごすことができます。
また床面を地面より700mm高くし屋根を布で覆うことで
下から上へ、風通しの良い涼やかな空間となります。
高床の下には縁台を収納しています。
縁台を引き出して自由に配置することで、
内外空間を自在に伸縮することができます。
寝どこの利用者以外の人々にも
歓談スペースとして開放できるようになっています。
この寝どこの床板、壁板、
また構造材をすべて板材で構成し、
ほぼ全て穂積製材所内の在庫材での施工を可能にしました。
ねどことその床下に収納された縁台はシンプルなフレームを連続させ、床・壁・棚の板によって支える明快かつ無駄のない構造。 連続フレーム構造によって短辺方向全面に大きな開口を持ち、開口を布によって開閉することで空間の密度を自由に変えることができます。 また、縁台を自由に配置することで床面の伸縮ができたり、縁台を座面として利用すれば屋外の歓談スペースを作ることができ、 周辺状況に応じた空間を生み出すことが可能です。
床面をすのこ状にすることで、床下から天井に抜ける空気の流れをつくり、開口を閉めても空気の淀まない涼やかな空間を提案。 また、大きさの異なる縁台の活用により、床面の延伸、ねどこへの階段、ねどこ外部空間の創出ができるプランです。
手の届く高さに設定した天井の布を開閉することで空気の流れの調節や空間の雰囲気を変化させることができます。 また側面の棚板が個々の収納やミニテーブルとなり、個々の空間も確保されています。
面ラーメンフレームをつくり、それを均等間隔で連続させて、床・壁・棚によって固定します。 施工には、穂積製材所内の在庫として眠っている板材を使用しており、新たに木を伐り出す必要がありません。
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